REPORT

寝屋川市の再開発2事業を視察

「まちを視る」分科会 梶弘延(寝屋川市)


寝屋川市駅前東地区
第二種市街地再開発事業概要図
http://www.neyagawa-east-project.co.jp/

 「まちを視る」分科会は6月18日、「寝屋川市における2つの再開発事業の試み」をテーマに、寝屋川市まち政策部都市再開発事業室 油利(ゆり)次長、仲西課長(CDK会員)の案内により、寝屋川市駅東地区と香里園駅東地区を視察しました。 寝屋川市は大阪府の東北部、淀川左岸に位置し、高度経済成長期において大阪都市圏のベッドタウンとして成長・発展してきた住宅都市であり、今年(平成23年)で市制60周年を迎えます。現在京阪本線寝屋川市駅、香里園駅前で2つの再開発事業が施行中で、生活、文化、教育、商業、医療などの新たな拠点が形成され、まちの魅力やにぎわいが高まることが期待されています。

●寝屋川市駅東地区は第二種事業全国初の会社施行

 FW当日は香里園駅に集合し、新しく整備されたデッキで商業施設「かほりまちテラス」へ移動、管理組合の会議室で2地区の事業概要の説明を受けました。

 寝屋川市駅東地区第二種市街地再開発事業は、寝屋川市駅の東側に位置し、当地区を含む周辺地域は、市の上位計画等において「市の中心核」として良好な市街地の整備が求められてい ます。事業の施行者は寝屋川市駅東地区再開発株式会社、面積は約1.5ha、整備内容は公共施設として都市計画道路寝屋川駅前線(幅員32m)、緑地等、施設建築物として教育文化施設、地域交流センター、住宅、駐車場 となっています。会社施行による「二種事業」は全国初の事例です。


香里園駅東地区第一種市街地再開発事業配置計画
http://www.kourien-saikaihatu.jp/html/gaiyou.html

 

●2市にまたがる「香里園駅東地区」

 香里園駅東地区第一種市街地再開発事業は、香里園駅東側に位置し、当地区を含む周辺地域は、市の上位計画等において広域的な商業・業務、サービス業などの拠点を目指し「市の北核」としての整備が求められています。 事業の施行者は香里園駅東地区市街地再開発組合、面積約2.6haで、整備内容は公共施設として都市計画道路香里園駅東線、駅前広場等、施設建築物として住宅、商業・業務施設、医療施設等となっています。2市(寝屋川市、枚方市)にまたがる 「一種事業」は全国初の事例です。

●香里園駅東地区は既に1期工事が完成

 事業概要説明の後にまず香里園駅東地区を視察しました。既に1期 工事(2・3街区)が完成、今年3月に「まちびらき」が行われましたが、地上37階建て(高さ約125m)の高層住宅棟「ザ・香里園タワー」は、寝屋川市で最も高い建物となっています。参加者から、(1)駅前広場や敷地内の植栽の種類が多く景観に配慮されている 、(2)地区の高低差(約20m)が生かされた動線計画になっている、(3)交通の円滑化(歩道・駅前広場整備、渋滞解消)が図られたのは大きな成果である、など様々な感想をいただきました。

 その後に寝屋川市駅へ移動して寝屋川市駅東地区を視察。アルカスホール(地域交流センターの名称:市の木さくら(SAKURA)の逆読み)をメインに視察しましたが、建設を担当された油利次長の熱意あふれる説明に感銘を受けました。メインホールは、音響反射板とスタインウェイフルコンサートピアノを2台を有しており、音楽ホールとしてのクオリティの高さが伺えました。参加者からは、(1)寝屋川駅前線の歩道(9.5m)を有効活用して賑わいを創出することが必要 、(2)沿道土地利用を誘導する方策の検討が必要である

などの意見をいただきました。

 FW後は、案内をしていただいた油利次長にも参加していただき懇親会を行いました。


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