「平成」から「令和」へ

お世話になった物達に感謝!

大戸修二

約40年暮らしたふるさと・名古屋を発ち大阪に転居したのが平成元年3月。その後、3階から4階に移ってはいるが同じマンションに住んで30年が過ぎた。中日ドラゴンズのファンだったのが、いつの間にか阪神タイガースファンになっているから、今はれっきとした大阪人である。

2年前に壁面クロスを張り替えてもらった時、職人さんが「なつかしぃ~!」とうなり声をあげた。我が家の掃除機に感心したのだ。「ごみ捨て簡単。前開きでポイ!」がウリだったナショナル掃除機は名古屋の昭和の時代からの現役だから、40年近くお世話になっていることになる。職人さんに「物持ちがよい」とほめられたが、洗濯機も負けず劣らずの域である。全自動洗濯機「ナショナルやさしい愛妻号」がそれで、平成5年頃に購入、「ファジイ」と書かれたラベルも懐かしさを感じさせる。脱水の回転音が大きい気もするが、頑張っている力強さだと理解したい。 エアコンも頑張ってきた。平成13年に家電量販店で購入したシャープ「ルームエアコン・ウィンダム」で、その量販店は2年後に倒産。関西系家電量販店が関東系の進出で相次ぎ消えていった時代でもあった。このエアコン、じつは18年後の今年、平成31年4月に動かなくなってしまった。どうしたものかと思いつつテレビをつけたら、何とテレビショッピングで「エアコンが今ならお得!」と連呼しているではないか。その声に引き込まれて、その日のうちに注文した。

家電製品ではないが右の写真は陶器の急須。平成元年3月、大阪に引っ越した当日に近所の商店街で購入した代物で、今も愛用している。購入した雑貨店はというと、既に店を閉めてしまった。商店街の衰退が顕在化したのも平成時代の縮図の1つだろう。お世話になってきた我が家の物達に、あらためて感謝したい思いである。


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