読者の声

■歩きスマホはやめましょう

 街中や地下鉄ホームなどで「歩きスマホ」が気になって仕方がない。ぶつかりそうになって、「危ないよ!」と大声を出しても聞こえそうにない。スマホ依存症ともいえる彼らのことを、常に下を見ていることから「低頭族」とも呼ぶらしい。ホームからの転落を含め、歩きスマホに伴う事故やそれを狙う犯罪も多発している。

歩きスマホは世界共通の問題のようで、話好きだったイタリア人の会話が最近めっきり減ったそうだ。ハワイでは道路横断中の歩きスマホを禁止する法律を施行。初犯15 ~ 35 ドル、再犯99 ドルの罰金を科すことに。一方で、中国・重慶市では歩道に歩きスマホ専用レーンを設けているとか。便利ツールとしての価値は認めるとしても、危険性を無視した我がもの顔の横行に抜本的な有効策はないのだろうか。

思い浮かんだのがまちづくりと連動した取り組みである。スマホ問題とは異なるが、大阪市北区の天神橋筋商店街では自転車に伴う事故防止のため数年前から時間を限定した自転車走行の禁止を呼びかけるようにした。それも落語家に依頼し、「やんわり」とした口調でその趣旨をアナウンスしている。成果は上々のようで、久しぶりに商店街に出かけたら自転車走行の姿は見られなかった。つまり、当人をその気にさせることが肝心なのだ。

「便利だから、ついつい」とやめようとしない。便利さの陰に潜む危険因子をも覆い隠してしまうのが、歩きスマホという麻薬なのだろう。諸悪の根源はそこにあることを分かってほしいと願うばかりである。(シオマネキ)


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