ゆけば

豊岡市出石町

市川和幸

近年、役所も危機管理が重要ということで、遠くへは行かず、夫婦で主に兵庫県内で短い旅を楽しんでいます。夫婦揃ってのお気に入りの場所は、兵庫県北部、但馬の中心である豊岡市出石町です。小さな城下町、鉄道駅から遠いこともあり、大きな開発もなく、落ち着いた町並みが残っています。GWであっても、ゆっくりできる穴場です。

中でも「出石永楽館」(=写真)は、収容人数368名の小さな芝居小屋で、現存する近畿最古、明治34年開館。一時閉館していましたが、平成20年に甦っています。復活後は毎年、片岡愛之助等による歌舞伎興行が行われ、私達はこの秋に初めて見物。演目はご当地出石藩の「仙石騒動」、手の届くような場所での芝居に大感激でした。館は興行の無い日は一般公開され、廻り舞台装置等も見学できます。その他、出石城跡、辰鼓楼(時計台)、家老屋敷などもあり、一応「但馬の小京都」と言われています。また、出石と言えば食。皿そば店が40軒ほど集まり、それぞれに個性あるそば、つゆを提供。いつも何軒か回り、お気に入りを探しています。行くたび、ここが一番という店が変わります。「但馬の郷」のミンチカツも絶品、注文が入ってから揚げるので、少し時間はかかりますが、食べながら散策も良いものです。店の一押しはハム・ソーセージ、こちらはお土産に。酒蔵「出石酒造」もあり、地酒も楽しめます。

出石には、土木の神様・天日槍命(アマノヒボコノミコト)を祀る出石神社が、また豊岡市内には、砂防の父「赤木正雄展示館」(生家)など土木・建築ゆかりの地もあります。ちょっと足を伸ばせば、市内には、城崎温泉、玄武洞、コウノトリの郷公園、神鍋高原等多くの見所があります。

近年、北近畿自動車道が日高神鍋高原ICまで開通し京阪神から便利に、また、但馬空港があり、伊丹空港からの便もあります。皆さんも但馬にお立ち寄り下さい。


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