連載企画

ゆけば・・・

震災復興の願い

白井良夫

  


希望の星~七ヶ浜町菖蒲田海水浴場(油絵F12号)
皆さま、大変ご無沙汰しています。当方、相変わらずの生活を続け、「夢をカタチに」と東日本で動き回っています。昨年は、上高地の木道、浜離宮の中島橋にささやかですが関わらせてもらいました。今年1月に古希を迎え、そろそろ完全リタイアへとカウントダウンと言ったところです。旅先で印象に残った光景を時間のある時ぼちぼちと絵にしたりもしています。

  早いもので、東日本大震災から6年4か月が経ちました。小学校に入学すれば卒業し、中学に入学すれば高校を卒業する年月です。今年の二月初めに三陸海岸を3日間かけて回りました。仙台からレンタカーで、松島~女川~石巻~南三陸~気仙沼と北上してみました。被災した地域を通ったが、住宅の高台移転がほぼ完了し、津波で洗われた地域は、当時の瓦礫や荒れ地の姿はほとんど無くなっていました。これからは、仮設住宅に住む人や遠方に仮住まいしている人が戻り、更には若い人達が新規に住みたくなるような街にできるかが課題です。

  福島でも避難指示解除が進んでいますが、阪神・淡路大震災のような集積度の高い街での復興とは違う難しさがあるようです。復興には多くの方の叡智・雇用の創出と住民の努力、そして時間が必要なのだろうと思います。「2020年、オリンピックで日本を訪れた人に日本の復興を見ていただく」、そんな夢が、どこまで実現できるのだろうか…、いささか不安がよぎってしまいます。

  別添の写真は仙台に近いサーフィンのメッカ、七ヶ浜町菖蒲田海水浴場で見かけた光景を絵にしたものです。震災の翌年早くも、朝の海に颯爽と向かっている姿がとても印象的でした。その後も遊泳は禁止になっていたが今年から本格フルオープンされるそうです。


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