商店街で外国人視点からの「写真展」

  アジアからの来日外国人が多く住む、中小企業のまち・東大阪――。アーケード商店街の一角の交流・集会施設「街の駅 クレアホール・ふせ(布施)」で3月20日、「写真展~東大阪で初めてみたもの~」が開催された。主催者はNPO法人東大阪日本語教室で、在住外国人に「あなたの国にないもの・驚いたものを写真で紹介してください」と呼びかけて実現した。 イベント発案者の一人が私の友人Bさん。言葉の壁から地域生活になじみにくい人たちを応援するため、日本語教室を介して毎年様々な企画を考え、活動助成金獲得のためにも奔走してきた。昨年夏、彼から2015年度の企画案を見せてもらうと、「商店街で買物ツアー(7月、12月)」「夏祭り(7月、8月)」「書道文化にふれる(9月)」「お茶会(10月)」「正月文化体験(1月)」、「写真展(3月)」と盛りだくさん。「見に来てみるか」との誘いに、私は二つ返事で了解した。ところが9月、Bさんは急逝してしまった。 3月の写真展に行ってみたら、外国人の視点ならではの作品が多かった。例えば、ベトナム人の作品の1枚は工事現場用のブルーシートを撮ったもので、「MADEINVIETNAM」の印字が印象的だった。 今は亡き友人・Bさんからは、まちづくりにも共通する、まちを装置・フィールドとして試行錯誤を繰り返すことの大切さを、あらためて教えてもらった。 

(文と写真:大戸修二)


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