読者の声

明治維新に遡る地方都市のDNAは今も健在

 先日、3日間、四国の某市に地方自治法に定められた技術監査に出向きました。守秘義務があるので具体的な内容は差し控えますが、某市では女性の就業率、自立率、離婚率が何れも他都市よりも高い。理由は、若者は都会の大学に出ていくが男性は地元に帰らず、女性は地元に戻り就職することから優秀な女性が多いとの理由。

 若手技術者の技術に対する意欲は高いが最新の生の情報に触れる機会が都会に比べて少ないことに危機感を持っている。都市圏にセミナー等に出かけると如実に感じるそうだ。

 あまりの熱意に対して、監査とは別に急きょ20件の技術事故事例の「ここだけの真相」を1時間ほど解説したが、幹部以下20名程度の聴講者がありました。もちろん受託費用外の私のボランティアです。今は南海地震による浸水対策を直近の課題として真剣に取り組んでおり、夜、一人寂しく街中の居酒屋で地酒を飲みながら偏屈な親父に聞くと、市民レベルでも意識が高いのに驚かされる。その前に関西圏の中核市の監査を実施したが非常にレベルが低かったことを考えると、坂本龍馬をはじめとする大政奉還から明治維新への原動力は地方にDNAとして根付いているようだ。

 「維新」という言葉は軽々しく使うものではないと感じ入った次第。地域デザイン研究会の「潮騒」を進呈してきました。

(堺の隠居)